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物類品隲
三/草
釵子股 一名金釵股、和名ばうらん(○○○○)、東璧曰、石斛名金釵花、此草状似之故名と、按ずるに是即ばう蘭なり、琉球産近世薩摩より来る、樹石上に寄生す、石斛の類なり、中山伝信録に直に棒蘭に作る、曰状如珊瑚樹、緑色無葉、花従椏間出、似蘭較小と、此物寒に堪がたし、又土に植て育がたし、