[p.0063]
養生訓
四/飲食
菘は京都のはたけ菜(○○○○)、水菜(○○)、いなかの京菜(○○)なり、蕪の類なり、世俗あやまりてほりいりな(○○○○○)と訓ず、味よけれども性よからず、仲景曰、薬中に甘草ありて菘お食へば病除かず、根は九十月の比食へば、味淡くして可也、うすく切てくらふべし、あつく切たるは気おふさぐ、十一月以後胃虚の人くらへば滞塞す、