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大和本草
九/雑草
狼牙草(くさくすり/だいこんな) 葉如蘿蔔有岐、よこ広し叢生す、熱ぐさとて俄に赤く腫るヽに、此草おすりて付れば忽愈ゆ、其生なるしぼり汁おのみ、或せんじてのむ、或雲、外に此草おつけ、内には紫花のきらん草おもみて、其汁お呑べし、又金瘡の血お止む、もみて付べし、小児の赤草などに用、必効あり、別に又大根菜と雲草あり、