[p.0116]
重修本草綱目啓蒙
十/湿草
青葙〈◯中略〉雁来紅 はげいとう(○○○○○)、がんらいさう(○○○○○○)、〈佐州〉はげいとう(○○○○○)に数種あり、雁来紅ははげいとうの内にて、脚葉の色紫にして秋に至て頂に深紅色の葉お出すお雲、一名春不老、〈通雅〉還少年、〈遵生八揃〉秋紅、〈三才図絵〉秋色、〈間情偶奇〉還童草、〈同上〉映日紅、〈女南甫史〉百日紅〈事物紺珠〉後庭花、〈救急本草〉一種脚葉緑色にして、秋に至て頂に黄色の葉出るお雁来黄と雲、花戸にて黄がんらいと雲ふ、十様錦はにしきさう、もみぢさうと呼ぶ、此もはげいとうの内にて、秋に至て紅緑黄紫の四色雑る者お雲、一名錦西風、〈秘伝花鏡〉錦布衲、〈群芳譜〉玉樹後庭花、〈女南甫史〉十錦、〈空明子茸城譜〉