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大和本草
七/花草
千日紅 花鏡曰、本高二三尺、茎淡紫色、枝葉婆娑、夏開深紫色花千弁、細砕円整如毬生於枝秒、至冬葉雖萎而花不蔫、婦女採簪於鬢、最能耐久、略用淡礬水浸過、晒乾蔵於合内、来歳猶然、鮮麗子生弁内、最細而黒、春間下種、即生喜肥、今案千日紅、近年中華より来る、其花千葉にてあつく、形楊梅に似たり、こき紫色にてうるはし、冬に至てしぼまず好花也、魚汁馬糞お肥とすべし、或曰畏寒、早く霜雪おふせぐべし、子甚細微、