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物類品隲
三/草
淫羊藿 和名いかりさう、江戸方言くもきり、紫花のもの所在多し、又白花のものあり、ちどりさうと雲、又淡紫色のもの、青紫色のものあり、葉又大小の別あり、一種黄花のものあり、甚希なり、叡山産葉厚強にして光沢あり、冬に至て枯ず、蘇容曰、湖湘出者葉如小豆、枝茎緊細、経冬不凋と雲もの是なり、