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重修本草綱目啓蒙
二十/水菜
睡菜 みづがしは(○○○○○) みづはんげ(○○○○○) みつがしは(○○○○○) みづごぼう(○○○○○) みづたけ(○○○○) ぬまごぼう(○○○○○) とうおもだか(○○○○○○) みつばぜり(○○○○○)〈越前〉 かぢのは(○○○○)〈同上〉 みつばおもだか(○○○○○○○)〈江戸〉 きじんさう(○○○○○)池沢中に生ず、甚だ繁茂し易し、春旧根より葉お生ず、一茎三葉、半夏葉の如にして大なり、一窠に叢生、三月茎お抽ること高さ二尺許、花は長く穂おなして茎上にあり、五弁或は六弁、大さ五分許、未だ開かざる時は、白色にして末紅あり、已に開く時は内雪白色にして長毛あり、蘂も白し、根は緑色、横行して節多し、形竹鞭の如く大にして、萍蓬(かはほね)草の根に似たり、