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重修本草綱目啓蒙
九/芳草
藿香 一名霍去病〈事物異名〉 玲瓏藿去病〈薬譜〉舶来に二品あり、青葉と呼もの真物なり、和産なし、葉大にして厚く毛茸あり、五つ許刻欠ありて辺に鋸歯あり、両対して生じ香気あり、古は惟其葉お用ひ、枝梗お用ひず、今人は枝梗お併てこれお用ゆ、葉偽多きに因る故耳と時珍雲り、〈◯下略〉