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拾遺和歌集
九/雑
三位国章、ちひさき瓜お扇におきて、藤原かねのりにもたせて、大納言朝光が、兵衛佐に侍りける時、つかはしたりければ、おとにきくこまのわたりのうりつくり(○○○○○○○○○○○○)となりかくなりなる心かな返しさだめなくなるなりうりのつら見てもたちやよりこむこまのすきもの