[p.0639]
物類称呼
三/生植
糸瓜へちま 信濃にてとうりと雲、薩州にてながうりと雲、とうりは糸瓜(いとうり)の上略なるべし、或人の曰、へちまといふ名は、とうりより出たり、其故はとうりのとの字は、いろはのへの字と、ちの字の間なれば、へちの間といふ意にて、へちまとなづくるとぞ、