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東雅
十五/草卉
奄蘆子はヽこ 倭名抄に本草お引て、菴蘆子ははヽこと註せり、文徳実録に見えし、母子草といふものは、一名にして二物也、母子草は鼠麹草、また鼠耳子などともいひ、古の時には三月三日に餅となせしものなり、〈◯註略〉また白蒿おも、今俗にかはらはヽこぐさと雲ふなり、はヽこといふ義不詳、十五/草卉奄蘆子はヽこ 倭名抄に本草お引て、菴蘆子ははヽこと註せり、文徳実録に見えし、母子草といふものは、一名にして二物也、母子草は鼠麹草、また鼠耳子などともいひ、古の時には三月三日に餅となせしものなり、〈◯註略〉また白蒿おも、今俗にかはらはヽこぐさと雲ふなり、はヽこといふ義不詳、