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倭訓栞
後編三/宇
うはぎ 万葉集に兎牙子と見えたり、仙覚抄に、兎萩也といへり、内膳式には蒿おもよめり、今いふよめがはぎなりといへり、一説におはぎに同じ、よめがはぎは此大はぎに対する名にして廩蒿也、おはぎは薺蒿也といへり、