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大和本草
九/雑草
張良草(○○○) 和俗の名なり、葉大如掌、葉の内に有三椏、岐分似烏頭葉、山中所々有之、其花黄にしてつはの花に似たり、つぼみの大如小梅子、樊噲草は大にして高く、張良草は小にしてひきし、一類なり、相似たり、又すげがさ(○○○○)と雲草あり、張良草より細也、又たからかう(○○○○○)と雲草も此類なるべし、既に前にしるす、樊噲草(○○○) 是亦俗の名づけし処なり、葉はふきのはに似てまたあり、黄花さく、