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採薬使記
中/武州
重康曰、江都王子辺に旱蓮草お多く出す、土人是おとりて黒焼とし、髪の兀げたるに胡麻の油にて解き付る、よく髪生ずと雲ふ、光生按ずるに、此草江東所々にあり、俗名たたらび共、たかさぶらうとも、蓍婆三礼草とも、漢名又鱧腸草とも雲ふ、