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散木棄歌集
十/長歌
百首歌中述懐およめるさすがにみよの、はじめより、雲の上には、かよへども、なにはの事も、久かたの、月のかつらし、おられねば、うけらがはな(○○○○○○)の、咲ながら、ひらけぬことの、いぶせさに、よもの山べに、あくがれて、このもかのもに、たちまじり、うつぶしそめの、あさ衣、〈◯下略〉