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年山紀聞

うけらが花是は〈◯源俊頼長歌〉万葉にうけらが花とよめる歌どもお、ひらけぬと意得られけるなめり、此巻〈◯万葉集四〉にうけらが花とよめる歌、みな色に出るおかりて、其如く色に出などよめり、本草の諸説もさきながらひらけぬ意見えず、