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倭訓栞
後編十/世
ぜんまひ 薇おいふ、銭舞の義、嫩芽の銭の形して廻転せるおいふなるべし、古書にぜんまひの名なし、倭名抄にも爾雅お引て、薇蕨おあはせてわらびと訓ぜり、〈◯中略〉いぬぜんまひは毛蕨なりといへり、又ひのきぜんまひあり、