[p.0013][p.0014]
氏経卿日次記
就【K二】先度注進行事官等陳状条々【K一】掠申間事 一御装束寸尺の事、禰宜等が中にとり大たかばかり(○○○○○○)おもて、如【K二】所存【K一】さしとるよし申、以外のそらごとなり、以往より定まれる鉄尺おもて、弁代と一禰宜が前において、おヽい筵おしき、その上に御唐櫃の蓋おおき、其上にて神宮の奉行并物忌等さしまいらせ、行事官等相共に拝見仕、如【K二】先規【K一】さたおいたす処に、如【Kれ】此申条以外の不当なり、尊神の照覧おば申さる也、〈○中略〉寛正四年五月日○按ずるに、大たかばかりとは、鷹斗に対へて雲へるにて、一尺二寸五分の度、即ち鯨尺お雲ふなるべし、