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貞丈雑記
十弓矢
一弓の長さ七尺五寸と雲事、京極大双紙に雲、弓は我々が手にて七尺五寸也と雲、大ゆびと、人さし指おのべて、其長さお五寸と定て尺おとる也、〈(中略)これおおのがたかばかりと雲也〉つよくゆびおひらかず、又かヾめず、ゆるやかに指おひらく也、大指、人さしゆびおのばして、大ゆびのかしらより、人さし指の頭迄お五寸と極る也、一寸と雲は、人指ゆびおかヾめて、中のふし間おあてヽ一寸と定るなり、