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塵添壒囊抄

石用【Kれ】斛事〈附鄭玄事〉石字お一斛(こく)二斛の斛に用しは何に、同字歟、是字同じきには非ず、由有て用也、其義に雲く、米至【Kれ】斛、其斗(ます)の量、重して難【Kれ】抗、以【Kれ】石懸【Kれ】秤、合【K二】其斛量【K一】則止矣、亦復漢書雲、鄭玄、身長八尺、飲【Kれ】酒一斛、注雲、鄭玄、腹中有【Kれ】石、大きに飲【Kれ】酒、後年に瀉【Kれ】石、不【Kれ】能【K二】復飲【K一】、仍石の字〈お〉斛(こく)〈に〉用也、○按ずるに、石にこくの音なし、こくと雲ふは斛の字の音お仮れるなり、