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成形図説
十四農事
麻須〈凡俗米お料(はかる)に、一より十まで、一つ一つの名お数へ呼べり、〉小量(こます)〈即合なり、口二寸三分、深一寸二分二厘余、小量に三あり、一合量は漢の籥に当れり、籥は半合の名にて即一勺、本邦の量法五抄三撮強なり、〉小半量(こなからます)〈即二合五勺量なり、或は之お合一つと雲、口三寸八厘七毛、深一寸七分一毛なり、或は口三寸五厘、深一寸八分とする者は非也、〉半量(なからます)〈即五合量なり、一升の半故に雲、口四寸、深二寸六厘なり、或は深二寸八厘とするは非也、〉升(ます)〈即十合なり、口四寸九分、深二寸七分、〉五升量(ます)〈口八寸三分四厘、深四寸六分六厘、按に令の時に、束稲春得【Kれ】米五升と見えし、其五升米お一料(ひとはかり)にせしものヽ遺なるべし、〉七升量〈口九寸四分七厘、深五寸六厘、〉十量(とます)〈即十升なり、方一尺五分、深五寸八分八厘、○中略〉斗桶(とおけ)〈桶もて作る、一斗お容、〉