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塵添壒囊抄

秤(はかり)事〈附権衡門事〉はかりは何の字ぞ、秤称〈又称〉権衡皆はかりとよむ也、魁本対相四言雑字と雲物に、はかりの絵図のそばに秤字出す、玉篇には無【Kれ】之、三宝字類には、秤お俗字と注して、称お本に出す、又玉篇に秤字お載する本あり、字注三宝に同じ、韻会には秤与【Kれ】称同じとして、至【Kれ】下権衡之称と雲雲、仍権衡おも、はかりに用也、権衡は、はかりの形歟、常に左右折戸(もろおりと)と雲門お権衡門と雲也、唐〈の〉称に似たるが故也、料(はん)おもはかるとよむ、五斗お㪵と雲也、