[p.0108]
成形図説
十四農事
称(はかり)〈延喜式、蓋大小に通ずるの名なり、日本寄語に等子波介俚と訳す、今俗に釐等お波加利と雲、大抵二百名以上の物おはかる、又天平と雲、即秤なり、〉加良波加利〈漢語抄に権衡お訓めり、按に姓氏録雲、商長首上毛野、同氏多寄波世三世孫久比、崇峻御世被【Kれ】遺【K二】呉国【K一】、雑宝物為【K二】交易【K一】、其中有【K二】呉権【K一】、其名雲【K二】波賀理【K一】、久比奏曰、呉国以懸【K二】定万【K一】と雲、其名お波賀理と雲は、此間の人名づくる所、是即加良波加利なるべし、〉知伎利〈即小(こ)秤なり、関東にては伎お濁音に呼べり、等秤は宋太宗淳和中初て製ところ也と雲、〉