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勘者御伽双紙

はかりの錘の重さおかけずしてしる事はかりのさほばかりおみて、其おりの重さおしるは、末のとり緒(○○○○○)より皿緒(○○)までの寸お取て、其寸おむだ目より末の方へくらべて、其あたる所よりむだ目迄の目、即錘のおもさ也、又中の取緒(○○○○)より皿緒までの寸おとりて、前目にあてヽしるも、本の取緒(○○○○)にてとりて、向目にあてヽしるも同事也、さりながら中と本の取緒は、寸みじかくして、少しのちがひみえず、故に末の取緒にて考べし、