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三貨図彙

御本丸、又西の御丸へは、毎年拝礼に罷出、御目見の節、御香具秤(○○○○)と雲ふ献ずるお例とす、此秤、一上目十五匁掛むため有り〈但星一つ一分づヽ〉一前目五十目掛づヽ掛廿匁〈但星一つ二分づヽ〉前の上目四十四匁十両掛むため有〈但星一つ二分七厘五毛づヽ〉一向目百六十目掛づヽ掛五十目〈但星一つ一匁づヽ〉但皿おもりとも銀右の節、御時服拝領す、元禄十七申年より、隔年拝礼、又禁裏御所へも、年頭八朔に御礼相勤、御香具秤お献ず、此時御所より、青銅二貫文お例として被【K二】下置【K一】、此香具秤と雲は、一上目五十目掛むため有〈但星一つ二分づヽ〉上の前目四十四匁十両掛むため有〈但星一つ二分七厘五毛づヽ〉一前目百六十目づヽ掛五十目〈但星一つ一匁づヽ〉一向目五十目づヽ掛百目〈但星一つ十匁づヽ〉