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日本書紀
十二履中
去来穂別(いざほわけの)天皇、〈◯仁徳紀に、大兄(おほえの)去来穂別尊とあり、〉大鷦鷯天皇太子也、〈去来、此雲伊奘、〉母曰磐之媛命、葛城襲津彦女也、大鷦鷯天皇三十一年正月、立為皇太子、時年十五、 元年二月壬午朔、皇太子即位於磐余稚桜宮、 六年正月戊子、〈◯六日〉立草香幡梭皇女為皇后、 六年三月丙申、〈◯十五日〉天皇玉体不紓、水土不調、崩于稚桜宮、時年七十、〈◯御年、帝王編年記同し、古事記に六十四歳とし、扶桑略記、一代要記、水鏡、六十七歳とす、並に立太子の年と合はず、〉