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日本書紀
十五清寧
白髪武広国押稚日本根子(しらがたけひろくにおしわかやまとねこの)天皇、〈◯古事記に、白髪大倭根子命とし、雄略紀に、白髪皇子とす、〉大泊瀬幼武天皇第三子也、母曰葛城韓媛、〈◯大臣円女、中略、〉二十二年、〈◯雄略〉立為皇太子、 元年正月壬子、〈◯十五日〉命有司、設壇場於磐余甕栗、陟天皇位、遂定宮焉、 五年正月己丑、〈◯十六日〉天皇崩于宮、時年若干、〈◯御年、扶桑略記、神皇正統記、三十九歳とし、扶桑略記一説、一代要記、水鏡、四十一歳とし、皇代記に四十二歳とす、未だ熟れか是なるお知らず、〉