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日本書紀
三十持統
高天原広野姫(たかまのはらひろぬひめの)天皇、少名鸕野讃良(うぬのさらヽ)皇女、天命開別天皇第二女也、母曰遠智娘、〈更名、美濃津子娘、◯蘇我山田石川麻呂女〉朱鳥元年九月丙午、天渟中原瀛真人天皇〈◯天武〉崩、皇后臨朝称制、〈◯中略〉四年正月戊寅朔、皇后即天皇位、〈◯按ずるに、持統天皇は、丁亥の歳お以て制お称し、其歳お元年としたり、此四年は其元年より数へたるなり、〉 八年十二月乙卯、〈◯六日〉遷居藤原宮、 十一年八月乙丑〈◯続日本紀作甲子、当従、〉朔、天皇定策禁中、禅天皇位於皇太子、〈◯文武〉