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弁内侍日記
二月一日、〈◯建長元年〉公忠の中将候か、まことに騒ぎたるけしきにて、せうしの候、皇后宮の御方に火のといふ、あさまし共おろかなり、〈◯中略〉勾当内侍どの、頓て夜の御殿へいりて、剣璽(○○)取出し参らす、