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源平盛衰記
四十四
神鏡神璽都入并三種寳剣事
同〈◯文治元年四月〉廿五日、神鏡神璽(○○○○)入御あり、〈◯中略〉神鏡神璽(○○○○)は入御あれ共、寳剣(○○)は失にけり、神璽は海上に浮けるお、常陸国住人片岡太郎経春が奉取上けるとぞ聞えし、神璽おば注(しる)しの御箱と申、国手璽(てしるし)也、王者の印なり、有習雲々〈◯又見平家物語〉