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御湯殿の上の日記
弘治三年十月廿七日、御せんそ、〈◯正親町〉廿七日の御ふんにてつれども、くわんばく申さるヽ計ありて、廿八日のうの時になる、御ちよくろながはしたいのやすへのめんだうおゆどのヽうへのくろやりどよりきちやう所へならします、御ふくきちやう所にてめさしかゆる、御ひきなうし、つねの御所より御しやうじのうちへならします、すけどの御ともにてけんじさうせらるヽ、つねの御所にて御物く、御えもんながすけあつそん、御まへしやうぞくやましな前中納言、ひの御まへ二とならします、くわしき計はしだいにあり、つねの御所にて六こんたてまいる、御はいぜんすけどの、御てながながはしいよどの御さか月まいる、又三ごん御さか月まいる、ない〳〵のヽゆ御とおりあり、くわんしゆ寺一位せんそのでんそとて御さか月たぶ、しやうじの御ぜん御はいぜん頭弁よりふさあそん、御てながすけふさ、つねもと、ためなり、せんそのぶぎやうすけふさ、