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御湯殿の上の日記
永禄三年正月十五日、らいふく御らんのくぎやう、関白さ大臣、ひろはし、かん中納言、源中納言五人、みなせ六人也、玉冠右中弁すけふさ、らいふくの御からびつ権中納言、〈つねもと〉右少弁、〈はれとよ〉頭弁、〈よりふさ〉御からびつのふうおとく、頭左中弁〈淳光〉一はん、頭弁御らいふく持参、五位職事三人いづれも持参、らいふく御らんの時、右少弁〈晴とよ〉しそくおとる、頭弁御からびつのふうおとく時、極〓しそくおとる、〈◯中略〉らいふく御らんも夜半の過なり、くわんぱくより三色三か参る、御みまにて二こん参る、御はいぜん三条少将、〈公隆〉てなが〈つねもと、〉くわんぱくはいぜん、公遠朝臣、宗房朝臣なり、らいふく御らんのときの御物のぐの御えもん〈永相朝臣、〉御まへえもんくわんしゆ寺中納言、〈晴秀〉師より冬の御なおしいできて参る、