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神皇正統記
鳥羽
白河院かくれ給ひて後、政お知せ給ふ、御孫ながら御子の義なれば、重服おきさせ給ひけり、是も院中にて廿四年、其間に御出家ありしかど、猶世おしらせ給ひき、されば院中の古きためしには、白河鳥羽の二代お申侍なり、