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増鏡
十七月草の花
礼成門院も又中宮と聞えます(○○○○○○○○)、六日〈◯元弘三年六月〉の夜、やがて内裏へ入らせたまふ(○○○○○○○○○)、いにし年御ぐしおろしにき、御悩み猶おこたらねば、いつしか五壇の御修法始めらる、