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日本紀略
四村上
天徳二年十月廿七日甲辰、策立女御従三位藤原朝臣安子為皇后、即日任宮司、
◯按ずるに、穏子は、日本紀略、帝王編年記、一代要記、大鏡裏書等には、中宮に作り、安子は、扶桑略記に為中宮と見え、帝王編年記に、皇后藤安子雲々、号(○)中宮(○○)と記す、是れ当時中宮皇后相通じて称せしなり、