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名目抄
人体
女御(にようご)
◯按ずるに、唐六典には、六儀の下に美人〈正三品〉あり、是お周官二十七世婦の位とす、美人の下に才人〈正四位〉あり、是お周官の八十一女御の位とす、周官即ち周礼の天官に、女御掌御叙于王之燕寝、以歳時献功事とありて、礼記の昏義には、女御お御妻と為せり、我邦の女御の称は、蓋し此に依りしならん、