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江家次第
十四践祚上
大嘗会御禊〈皇后同輿儀〉
早旦御沐浴、〈◯中略〉次女御代(○○○)車列立郁芳門外北掖、〈以南為上〉次皇后出車立其南、〈同上〉女御代(○○○)参入之後、有行幸、
◯按ずるに、女御代は大嘗会御禊の女御より起れり、上に挙げたる貞観儀式に就きて見るべし、後に幼帝の御禊に女御代お置きしが、又其後には女御代は、終に御禊定置の職と為りて、成人の天皇にもこれあり、且女御代たる人は、御禊の後に真の女御たる者も多かれど、女御たらざる者も亦少からず、