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古今和歌集
一春
二条后〈◯清和女御高子〉のとう宮のみやすむ所(○○○○○○○○○)ときこえける時、正月三日おまへにめしておほせごとあるあひだに、日はてりながら雪のかしらにふりかヽりけるおよませ給ひける、
                           ふんやのやすひで
春の日の光りにあたる我なれど頭の雪となるぞわびしき