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折たく柴の記

廿七日〈◯宝永六年正月〉に参し時に、また封事お奉る、〈◯中略〉此封事御覧の後仰下されし事ふたヽび三たびのヽち、申す所そのことわりあり、〈◯中略〉やがて今の法皇〈◯東山〉の皇子秀の宮とか申す御事、親王宣下あるべき由お申させ給ひたりけり、
◯按ずるに、伏見、有栖川、桂、閑院の四家お世襲の親王家と為し、之お四親王家と称す、