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日本釈名
上天象
日 天地はじめてひらけし時より、すでに日あり、是自然の語なるべし、或説日は火の精なるゆへに名づく、又ひると雲説あり、日にあたりて物ひるなり、此等の説用ひがたし、日は上古の自語なれば、日の訓おかりて、火おひといふなるべし、ひるといふことばは、日より出たり、日は母語也、ひるは子語也、子語お以母語おとくべからず、