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倭訓栞
前編二十四波
はえ 日本紀に蝕字お訓ぜり、日月の蝕は、虫の木葉お食ふごとくなれば、食餌はむの義なるべし、俗にえばみといふがごとし、日蝕月蝕に禁裏御坐の間お包みまいらする事、御湯殿の記に見えたり、舶来の品に両蝕儀あり、