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続古今和歌集
十七雑
後鳥羽院くらいにおはしましける時、御いのりにさぶらひて、廿日の夜の頃まかり出でけるお、猶とヾめ仰せられければ、   承仁法親王
さもこそは寝待の月の頃ならめ出でもやられぬ雲の上哉