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夫木和歌抄
十八雪
承安二年十二月、東山歌合連日雪、   大炊御門右大臣家佐
こしの山たておくさほのかひぞなき日おふる雪にしるし見えねば
深山雪お   同
はつ雪のしるしのさほはたてしかどそことも見えずこしのしら山