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倭訓栞
前編二阿
あられ 新撰字鏡、和名抄に雹およめり、迸散の義おもて名くる也といへり、霰おもよめり、〓は和俗の造字也、万葉集には丸雪お義訓せり、今俗これおひやうといふは、氷雨の音なるべし、陸詞が説に雹氷雨也と見えたり、