[p.0265]
空穂物語
嵯峨院
ゆふ暮にうちむれておはしたれば、山ごもりよろこびかしこまりきこえ給ことかぎりなし、〈◯中略〉大将も、 もヽしきのむかしのともおみにくればあらしの風もにしきおぞしく