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霽は、はれと雲ふ、開晴の義にして、即ち雨止み雲斂りて、日月其光お放つお謂ふなり、又天気と雲ひ、日和と雲ふは、原と晴雨に通ずる語なれども、後には専ら晴にのみ言ふことあり、曇は、くもると雲ふ、雲起りて日月お覆ひ、天将に雨ふらんとするお謂ふなり、