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和字正濫要略
〈今井似閑頭書或書〉の詞にも、てうさんてうしと侍れども、これも重三重四とかきて、しゆさんしゆしとよむべきにや、一二(いちに)、三一(さんみち)、四一(しつち)、五一(ぐいち)、一六(いちろく)、三二(さんに)、四三(しさう)、五三(ぐさん)、三六(さぶろく)、五四(ぐし)、五六(ごろく)、同じ目二つ一度にいづるお重目と雲、或曰、習三習四とも書也、