[p.0019]
安斎随筆
後編五
一双六の采 貞丈按、第二親王は、一条院第二の皇女美子内親王也、長保二年十二月十五日降誕、長保五年には齢四歳也、双六の采生長の人鼻の穴にも入るべからず、況や四歳の皇女の鼻の穴に入べからず、前陰の中に入たるお女房穏秘して、鼻内に入ると雲たるなるべし、加持の験は有べからず、女房ほり出したるなるべし、