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五雑組
六/人
擲銭雖小戯、然劉寄奴能喝子成盧、宋慈聖側立不僕、光献盤旋三日、似皆有鬼神使之者、若秋武襄平広南、手擲百銭尽紅、雖雲譎術、乃更勝真、
○按ずるに、攤は他干切、又は奴案切にて、攤銭即ち意銭の事なるべけれど、我国にてだと雲ふは、儺の音諾何切に混じ、且つ其音に近き奴禾切なる堕に混じて、双六の事と為しヽなるべし、堕は又捼に作りて、両手にて采お摩切するお雲ふ、