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意銭は、ぜにうちと雲ふ、銭お地上に投じて、勝負お争ふ戯にして、其法詳ならざれども、後の穴一の類なるべし、
穴一は、地上に銭大の穴お穿ち、此に銭お投入し、入りたるものは其所得とし、外づれたるものは、更に他の銭お以て、敵の指示する所に随て之お擊ち、中つれば勝とし、中らざれば負とす、穴一の類に、木槵子打、面打、紋打等あり、